2022年8月に伊豆・小笠原海溝で撮影された水深8,336メートルの映像。
画面左側をゆったりと動く半透明の魚は、「スネイルフィッシュ」と呼ばれる魚で、体長はおよそ20cm。
世界で最も深い場所で撮られたものとして、ギネス世界記録に認定された。
4日、認定証を受け取ったのは、東京海洋大学の北里洋博士研究員。
東京海洋大学・北里洋博士研究員「日本の周りというのは、非常に深い海溝に取り囲まれています。そういう超深海のところで、何が起こっているのか、そこにどんな生き物がいるのだろうか」
水深8,336メートル。その深さは、人間が通常のダイビングで潜れる深さのおよそ150倍になる。
そして、水深8,400メートルより深い場所に、魚は生息していないと考えられているという。
東京海洋大学・北里洋博士研究員「8,400メートルという、しきい値に非常に近いところまで行ったということで、わたしたちも非常に驚き」
北里博士研究員は今後、さらに深い水深での研究にも意欲を見せている。