天皇陛下は2月23日、63歳の誕生日を迎えられた。
「誕生日を前に皇居内で記者会見に臨まれ、結婚30年を迎える皇后・雅子さまとの日々を振り返られました。さらに、コロナ禍で控えられてきた地方への訪問を去年、再開されたことについて、喜びを噛みしめておられました」(皇室ジャーナリスト)
皇室のあり方や活動の基本について、「国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にすることである」と答えられた天皇陛下は、誰よりも国の将来を考えられる中で当然、悩みは尽きないご様子だ。
「もちろん今回の会見で明かされることはありませんでしたが、特に『将来の天皇家』について懸念が大きいと聞いています」(同前)
その懸念の1つとして、皇位継承順位1位である秋篠宮さまがあるのだという。
「秋篠宮さまのところには連日さまざまな人がやってきます。訪れる人たちの中からは『できればもう行きたくない』との悪評がしばしば聞こえてくるといいます。対応が冷たいというか、秋篠宮さまとの時間を心地よく過ごすことができない人が結構いるみたいですね。特にキャリア官僚の間でそのような話が出回ってきました」(同前)
天皇陛下としては、そういった秋篠宮さまの態度についてこれまで幾度となく耳にしてきたとされる。
「とはいえ、そのことを秋篠宮さまに直接問いただされるということはないようです。『なんとかみなさんに理解してもらえれば』というスタンスでいらっしゃるとのことで、天皇陛下なりの気遣いが見受けられますね」(同前)
言うまでもないことだが、秋篠宮さまが天皇陛下ご自身の後継となり、長男・悠仁さまがそれを継ぐことになる。
「かつて秋篠宮さまが『天皇をやるなら早い方がいい』との考えをお持ちだったところ、それがそっくり報じられたことがありました。そういったことも天皇陛下の懸念されている点かと見られています」(同前)
当然、悠仁さまに対する思いも浅からぬものがあるようで、
「『天皇陛下としての教育』についても懸念は尽きないということでしょう。いわゆる帝王教育は大学進学という受験勉強とは次元のまったく異なるものです。国全体を見渡す眼力・振舞い・考え方を身につけるにはどうしたらよいかという問題に行き当たり、極めて悩ましい事案だと感じられます。少なくとも秋篠宮さまは将来的に天皇陛下になることを前提に教育を受けていないからです」(同前)
令和初の一般参賀が行われるなど、喜ばしい状況の中で聞こえてきた「心配ごと」だったと言えるだろうか。