静岡県裾野市が毎年実施しているアンケート調査で、市が、回答した市民へ感謝を伝え、未回答の市民に回答をお願いするはがきの宛名面に「お礼状兼督促状」と記載して送っていたことが、市への取材で分かった。
調査は、市民の市政に対する要望や生活に関する意識などを調べ、市政運営に反映させるため1月11~31日に実施され、20歳以上の市民1000人に調査票が送られた。
市によると、市が印刷業者にメールではがきの様式を伝えた際、宛名面に「お礼状兼督促状」と枠線で囲んで記していた。業者は印刷する文言と認識してそのまま印刷。市は送付前の確認で誤りを見落とし、1月25日に発送されたという。
市の担当者は「督促という不適切な言葉を使ってしまった。再発防止に努めたい」としている。