東京・府中市のホテルで、きょう未明、死亡しているのが見つかった女性が、同じ府中市に住む平林さなさん(24)と判明した。警視庁は、現場から立ち去っていた男の身柄を確保し、事情を聴いている。容疑が固まり次第、殺人の疑いで逮捕する方針。
午前1時半ごろ、府中市のホテルの従業員から「宿泊客と連絡が取れない」と110番通報があった。警察官が現場に駆けつけたところ、2階の部屋のベッドの上で、平林さんが、仰向けで、首から血を流して倒れていたという。発見時、平林さんは衣服を身に着けていなった。
すぐに救急隊員が駆けつけたが、午前2時半すぎに、平林さんは、現場で死亡が確認された。刃物のようなもので刺されたとみられている。現場から凶器は見つかっていない。
平林さんは、50代の男と一緒にホテルの部屋に入っていたとのこと。チェックアウトの予定時間が過ぎても、退室して来なかったため、ホテル側が110番通報したという。
警察官が駆けつけた際には、すでに、室内に男の姿はなかった。その後、警視庁が行方を捜したところ、まもなく府中市内で男を発見。すでに身柄を確保し、事情を聴いている。男がどこにいたのかは分かっていない。
警視庁は、容疑が固まり次第、殺人の疑いで男を逮捕する方針。死亡した平林さんと男の関係は分かっていない。