特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、浦和東署は1日、管内の浦和原山郵便局(さいたま市緑区)に感謝状を贈った。
コンビニ2店、1年に5回ずつ詐欺防いだ 「不快感与えず説得」 同署などによると、2022年12月6日午後4時半ごろ、来局した80代女性が「身内がトラブルに巻き込まれて、急きょお金が必要になった」などと話した。対応した窓口の社員は女性の慌てた様子や言動を不審に思い、別の社員が110番した。 女性が「早くお金を下ろしてほしい」「他の金融機関に行かないと」と焦る中、「まとまった額なので少し時間が必要です」などと引き留め、警察に引き継いだ。

女性は来局前に弟をかたる電話で「不動産の手付金が必要」などと説明され、郵便局で50万円を下ろそうとしていた。幼い頃のあだ名で呼ばれ、弟本人だと信じ込んでしまったという。 光吉一雄局長は「警察が来るまでの間、焦るお客さんをどう引き留めるかが大事になる。防犯事例や情報の共有を行い、社員がよく被害を止めてくれた」と話した。「生活がかかった大事なお金で悲しい目に遭わないよう、今後も取り組みたい」と気を引き締めた。 吉野保浩署長は「一致団結して被害を止めてくれ、感謝している」とたたえた。【平本絢子】
同署などによると、2022年12月6日午後4時半ごろ、来局した80代女性が「身内がトラブルに巻き込まれて、急きょお金が必要になった」などと話した。対応した窓口の社員は女性の慌てた様子や言動を不審に思い、別の社員が110番した。
女性が「早くお金を下ろしてほしい」「他の金融機関に行かないと」と焦る中、「まとまった額なので少し時間が必要です」などと引き留め、警察に引き継いだ。
女性は来局前に弟をかたる電話で「不動産の手付金が必要」などと説明され、郵便局で50万円を下ろそうとしていた。幼い頃のあだ名で呼ばれ、弟本人だと信じ込んでしまったという。
光吉一雄局長は「警察が来るまでの間、焦るお客さんをどう引き留めるかが大事になる。防犯事例や情報の共有を行い、社員がよく被害を止めてくれた」と話した。「生活がかかった大事なお金で悲しい目に遭わないよう、今後も取り組みたい」と気を引き締めた。
吉野保浩署長は「一致団結して被害を止めてくれ、感謝している」とたたえた。【平本絢子】