自民党県連副会長の板橋一好県議(82)=栃木県小山市・野木町選挙区=が2022年12月の県議会の委員会内で「投票率を上げなくてもいい。関心のない人に投票させたらろくな結果にならない」などと発言していたことが判明した。発言の撤回や修正の考えはないという。
「飛び火回避」首相更迭即断 差別発言に危機感 板橋県議によると、発言は昨年12月の県議会県政経営委員会で、県側から若年層の投票率向上への計画策定に関する報告がなされた際にあった。板橋県議は毎日新聞の取材に発言を認め、「少し言い方が極端だった部分はあるが、いたずらに投票率を上げることを目的にするのではなく、きちんと政治を理解した上で投票してもらうことが大切だという趣旨だ」と説明した。 また、「今の世の中は不満が少ないから投票率が低い。政治に不満がないのであれば投票率が低いことは名誉なこと」などの見解を示した。 板橋県議は1971年に初当選し、現在13期目。4月の県議選に、自民党公認で立候補を予定している。【玉井滉大】
板橋県議によると、発言は昨年12月の県議会県政経営委員会で、県側から若年層の投票率向上への計画策定に関する報告がなされた際にあった。板橋県議は毎日新聞の取材に発言を認め、「少し言い方が極端だった部分はあるが、いたずらに投票率を上げることを目的にするのではなく、きちんと政治を理解した上で投票してもらうことが大切だという趣旨だ」と説明した。
また、「今の世の中は不満が少ないから投票率が低い。政治に不満がないのであれば投票率が低いことは名誉なこと」などの見解を示した。
板橋県議は1971年に初当選し、現在13期目。4月の県議選に、自民党公認で立候補を予定している。【玉井滉大】