年末年始に家族間トラブルから事件になるケースが激増している。
岡山県では70代男が12月31日夜から1月1日未明の間に妻を包丁で刺したとして殺人容疑で逮捕された。男は酒に酔っており、夫婦ゲンカは認めているが、刺したことは覚えていないという。また、同居する70代母親に暴力を振るって逮捕されたのは静岡県の40代男だ。12月31日夜の犯行で、男からはアルコールが検出されている。楽しいはずの旅行中の事件もあった。名古屋市の30代女は昨年末に夫と訪れていた北海道札幌市で、夫の首を絞めたとして逮捕。地元ニュースは起床時間をめぐってトラブルになったと伝えている。
年が明けても事件は続発。北海道札幌市では2日、15歳の男子中学生が父親を包丁で刺したとして傷害の疑いで逮捕された。地元ニュースによると、以前から両者の関係は良くなかったという。静岡県では50代女が殺人未遂の疑いで逮捕。1日に夫の胸を刃物で刺していた。地元ニュースは携帯電話をめぐってトラブルがあったとしている。
高知県四万十市では30代男が両親を切り付ける事件があった。2日に殺人未遂の疑いで緊急逮捕。帰省中だったとみられる。年末年始といえば家族や親戚で集まるもの。普段顔を合わせない人と会うこともあるし、休みだけに酒量も増えがちだ。また、一緒に住んでいる家族同士でもじっくり話をする時間が持てるタイミングでもある。
ネットでは「正月は家族が集まるから見て見ぬふりしてた問題が表面化しやすいんだろう」「親族だから集まるみたいなのやめた方がいい」「顔を合わさなければ事件は起きなかった」「自分も実家で言い争いになった」など特に帰省でトラブルになりやすいとの指摘がされていた。
気を付けたいものだ。