クルマを運転する際は、交通ルールを必ず守らなければならず、違反行為が確認されれば警察により取締りがおこなわれます。 都道府県警察によっては、取締り場所を公開していることがありますが、なぜ警察はあえて取締り情報を公開しているのでしょうか。
東京都を管轄する警視庁をはじめ、いくつかの都道府県警察では交通違反の取締りの日時や場所を事前に公開しています。
【画像】これがネズミ捕りの現場!? 間違いやすい「オービス/Nシステム」の違いは? 写真で見る!(18枚) 警視庁ではスピード違反の取締り場所を「速度取締実施場所一覧」として、通りの名称や丁目を毎月公開しています。

また、交差点での取締りも「重点取締場所一覧」として、交差点名と住所の一覧を公開しています。 ほかには、神奈川県警は神奈川県警察交通総務課のTwitterアカウントにて、「〇月〇日にどこで交通違反の取締りをおこなう」という詳細な情報を発信。 なぜこのように交通違反の取締りを事前に公開しているのでしょうか。都内の警察署交通課の担当者は、その理由について以下のように話します。「事前に『どこでどのような取締りを実施する』といった情報を開示することによって、よりその場所の住民だけでなく多くの人が交通ルールをより意識して運転することができます。 そのため、このように公開することによって警察がきちんと取締りを実施していることを周知したり、交通ルールを遵守する啓蒙をおこない、安全運転の意識を高めたりという目的のために、公開取締りを実施しています」 たとえば、スピード違反の取締りについては速度超過による交通事故を防止し、規制速度の遵守が交通事故の被害軽減に大きな効果があるため実施されます。 この取締りに関しては、日時こそ公開されていませんが、重点取締り場所が公開されており、当月中は普段以上に注意することができます。 重点取締り場所として指定することにより、ドライバーに交通事故が起こりやすい場所だと認識してもらい、交通ルールの遵守や安全意識の向上を図ることを目的としています。移動式オービスの導入で取締りがさらに強化! スピード違反については、移動式オービスが導入され、さらに取締りが強化されています。 また、そのことをドライバーに認識させるため、オービスは光るようになっており、後日スピード違反者を呼び出す方式で、罰則を促します。 従来は、特定の場所にオービスが設置されていたのですが、最近では移動式のオービスが登場するようになりました。 この新型の移動式オービスを開発および製造したのは日本無線(JRC)です。 また、2017年4月に初登場した三脚にセットするタイプの移動式オービスは、東京航空計器(TKK)の製品と、スウェーデンのSensys Gatso Group社(SGG)の製品です。 東京航空計器の移動式オービスは、白い縦長の直方体で、レーザーにより速度を計測します。最近は神出鬼没の「移動式オービス」が各地に配備される… 一方、Sensys Gatso Group社の移動式オービスは、黒いかまぼこ型のストロボと本体を別々の三脚にセットし、レーダーにより速度を計測します。 その東京航空計器とSensys Gatso Group社の2社が競い合っているなか、新しく日本無線の移動式オービスが登場しました。 本体が白い横型になっており、本体の下側に外付けでレーダーアンテナが付いているのが特徴的です。※ ※ ※ このように、大規模な交通違反の取締りに関する情報は事前に公開されていることが多く、その情報にアクセスすることにより安全運転の意識を高めることはよいことです。 しかし日時や場所だけでなく、なぜそこで交通違反の取締りをおこなっているか理解しましょう。
警視庁ではスピード違反の取締り場所を「速度取締実施場所一覧」として、通りの名称や丁目を毎月公開しています。
また、交差点での取締りも「重点取締場所一覧」として、交差点名と住所の一覧を公開しています。
ほかには、神奈川県警は神奈川県警察交通総務課のTwitterアカウントにて、「〇月〇日にどこで交通違反の取締りをおこなう」という詳細な情報を発信。
なぜこのように交通違反の取締りを事前に公開しているのでしょうか。都内の警察署交通課の担当者は、その理由について以下のように話します。
「事前に『どこでどのような取締りを実施する』といった情報を開示することによって、よりその場所の住民だけでなく多くの人が交通ルールをより意識して運転することができます。
そのため、このように公開することによって警察がきちんと取締りを実施していることを周知したり、交通ルールを遵守する啓蒙をおこない、安全運転の意識を高めたりという目的のために、公開取締りを実施しています」
たとえば、スピード違反の取締りについては速度超過による交通事故を防止し、規制速度の遵守が交通事故の被害軽減に大きな効果があるため実施されます。
この取締りに関しては、日時こそ公開されていませんが、重点取締り場所が公開されており、当月中は普段以上に注意することができます。
重点取締り場所として指定することにより、ドライバーに交通事故が起こりやすい場所だと認識してもらい、交通ルールの遵守や安全意識の向上を図ることを目的としています。
スピード違反については、移動式オービスが導入され、さらに取締りが強化されています。
また、そのことをドライバーに認識させるため、オービスは光るようになっており、後日スピード違反者を呼び出す方式で、罰則を促します。
従来は、特定の場所にオービスが設置されていたのですが、最近では移動式のオービスが登場するようになりました。
この新型の移動式オービスを開発および製造したのは日本無線(JRC)です。
また、2017年4月に初登場した三脚にセットするタイプの移動式オービスは、東京航空計器(TKK)の製品と、スウェーデンのSensys Gatso Group社(SGG)の製品です。
東京航空計器の移動式オービスは、白い縦長の直方体で、レーザーにより速度を計測します。
一方、Sensys Gatso Group社の移動式オービスは、黒いかまぼこ型のストロボと本体を別々の三脚にセットし、レーダーにより速度を計測します。
その東京航空計器とSensys Gatso Group社の2社が競い合っているなか、新しく日本無線の移動式オービスが登場しました。
本体が白い横型になっており、本体の下側に外付けでレーダーアンテナが付いているのが特徴的です。
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このように、大規模な交通違反の取締りに関する情報は事前に公開されていることが多く、その情報にアクセスすることにより安全運転の意識を高めることはよいことです。
しかし日時や場所だけでなく、なぜそこで交通違反の取締りをおこなっているか理解しましょう。