2020年、東京・渋谷区の路上で警視庁の警察官から職務質問を受けた際、暴行を受けたなどとして、トルコ人男性が東京都を訴えた裁判で、東京地裁は14日、都に5万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。この裁判は、2020年に渋谷区の路上で、トルコ人の男性が警視庁渋谷警察署の警察官らから職務質問を受けた際、暴行を受けたなどとして、東京都に対し500万円の損害賠償を求めていたものです。
東京地裁は14日の判決で、都に5万円を支払うよう命じました。東京地裁は、職務質問したこと自体については違法とは認めなかったものの、警察官が男性の足を払ってその場に膝をつかせ、首に右腕を回した行為は、「必要性・相当性を欠く」と判断。警察官が男性の耳元で「いい加減にしろこの野郎、なめんなよ」と怒鳴っていたことなども踏まえ、警察官の行為は違法だと結論付けました。男性の代理人弁護士によりますと、男性は今月に入り、事故に遭い亡くなったということです。判決について警視庁は、「当方の主張が認められなかったことは残念です。判決内容を精査した上で対応を決めます」とコメントしています。
2020年、東京・渋谷区の路上で警視庁の警察官から職務質問を受けた際、暴行を受けたなどとして、トルコ人男性が東京都を訴えた裁判で、東京地裁は14日、都に5万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。
この裁判は、2020年に渋谷区の路上で、トルコ人の男性が警視庁渋谷警察署の警察官らから職務質問を受けた際、暴行を受けたなどとして、東京都に対し500万円の損害賠償を求めていたものです。
東京地裁は14日の判決で、都に5万円を支払うよう命じました。
東京地裁は、職務質問したこと自体については違法とは認めなかったものの、警察官が男性の足を払ってその場に膝をつかせ、首に右腕を回した行為は、「必要性・相当性を欠く」と判断。
警察官が男性の耳元で「いい加減にしろこの野郎、なめんなよ」と怒鳴っていたことなども踏まえ、警察官の行為は違法だと結論付けました。
男性の代理人弁護士によりますと、男性は今月に入り、事故に遭い亡くなったということです。