事故の瞬間をとらえたドライブレコーダーの映像。
事故を起こしたのは、傘差し運転の自転車だった。
雨の中、千葉市内の生活道路を走る車。
傘を差した自転車が向かってくるのが見える。
車を少し左に寄せ停車した次の瞬間、自転車が正面から衝突した。
車を運転していた人「おぉー! って動画でも言っていると思うんですけど、あぁー! という感じですね。なんでぶつかったの? という感じですね。坂の上から(自転車が)降りてきたのが見えたので、止まって待っていたんですけど、相手の方は傘を差していたので、前が見えなかったみたいで」
傘で気づくのが遅れたのか、自転車は止まることなく衝突。
車を運転していた女性は、すぐに降りて、「大丈夫ですか?」と相手の男性に声をかけたという。
すると男性は、「腕が痛い、痛い」と回答。
通報しようと、女性が男性に名前などを尋ねたところ、それには答えず、男性は痛いと言っていた方の腕は使わず、片手運転で現場から去っていったという。
車は、自転車がぶつかった衝撃で、バンパーなどがへこんでいた。
車を運転していた人「車を直してほしいです。別にわたしはけがをしていないので、車を直してもらって、謝罪してもらいたいですね」
雨の日の傘差し運転は、前が見にくくなるだけでなく、片手運転で片方の車輪にしかブレーキがかけられないため、大変危険。
道路交通法でも、傘を差しての運転は禁止されている。
警視庁は、10月下旬から自転車の悪質な違反に、いわゆる「赤切符」を交付するなど、取り締まり強化の方針を打ち出している。
今回の事故で警察は、被害者からの届け出を受理し、逃げた相手の行方を追っている。