北海道北広島市の無料宿泊所が放火されて2人が死亡した事件を巡り、現住建造物等放火容疑で逮捕された無職で入居者の、荻野正美容疑者(67)が「管理人を殺そうと思って火をつけた」と供述していることが1日、捜査関係者への取材で明らかになった。道警は死者の1人が、事件後連絡の取れていない男性管理人とみて身元の確認を進めるとともに、動機を含め、事件の背景を調べている。
「オレがやった」叫ぶ容疑者 無料宿泊所で火災、2人死亡 北海道 火災は9月30日早朝、北広島市中央2の2階建て共同住宅「ロジック21」で発生。男性1人が病院に搬送され、焼け跡から男女計2人の遺体が発見された。司法解剖の結果、死因はともに焼死と判明。道警に現行犯逮捕された荻野容疑者は「灯油を自分の部屋にまいて火をつけた」と、容疑を認めているという。 道警などによると、ロジック21はNPOが生活困窮者などのために運営する無料宿泊所。出火当時、管理人や荻野容疑者を含めた計15人が滞在中だった。 道警は10月1日、荻野容疑者を殺人と現住建造物等放火の疑いで送検した。【谷口拓未】
火災は9月30日早朝、北広島市中央2の2階建て共同住宅「ロジック21」で発生。男性1人が病院に搬送され、焼け跡から男女計2人の遺体が発見された。司法解剖の結果、死因はともに焼死と判明。道警に現行犯逮捕された荻野容疑者は「灯油を自分の部屋にまいて火をつけた」と、容疑を認めているという。
道警などによると、ロジック21はNPOが生活困窮者などのために運営する無料宿泊所。出火当時、管理人や荻野容疑者を含めた計15人が滞在中だった。
道警は10月1日、荻野容疑者を殺人と現住建造物等放火の疑いで送検した。【谷口拓未】