鳩山由紀夫元首相(75)が2日、ツイッターを更新し、28日に死去した元新党さきがけ代表の武村正義氏(享年88)を悼んだ。
鳩山氏は「当選同期で政治改革のリーダーだった。彼に誘われ自民を離党しさきがけを創った。ただ私は武村氏の社民さきがけ丸ごと合体論に反対し民主党を立ち上げた。排除の論理とか言われ、彼とは袂を分かってしまったが、今こそ武村氏が求められる時代ではないか。ご冥福を祈ります」と投稿した。
武村氏は1993年に鳩山氏とともに自民党を離党し、新党さきがけを結党。同年に細川護熙首相を担ぎ、非自民連立政権を樹立し、官房長官を務めた。96年に鳩山氏が旧民主党を結党した際、入党を拒否された。鳩山氏の「排除の論理」は同年の流行語大賞となったが、2人の間に因縁を生んでいた。