4日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、5年ぶりにJアラートが発出されました。
ミサイルは青森県上空を通過し、日本のEEZ(排他的経済水域)外の太平洋上に落下しました。ところが…。
防災無線:「北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます」
Jアラートは、ミサイルが飛来する危険性がない東京都の島しょ部にも誤って発出されました。
さらに千代田区では、対象外だったにもかかわらず、島しょ部に出されたJアラートに防災無線のシステムが反応し、サイレン音とともに避難を促すアナウンスが流れました。
松野博一官房長官:「ミサイルに注意が必要な地域でないにもかかわらず、東京の島しょ部の9町村にミサイルが発射された旨の情報伝達が行われた。現在、関係省庁において原因等を確認中です」
また、ミサイルは2度目のアラートが出された午前7時29分ごろに青森上空を通過したとみられていて、元防衛大臣からは懸念の声が上がりました。
石破茂元防衛大臣:「落ちた後に発表があるというのは、一体どういうことか。どこからいつ撃たれて、それがどこに落ちるのかが正確に把握できなければ、ミサイル防衛システムは機能しない。そのような対応を、今までしてきた覚えはない」