都内では今月20日から始まる「全国旅行支援」について、東京都は、愛称を「ただいま東京プラス」とすることを決めた。7日午後に行われた定例会見で、小池知事が発表した。
すでに、交通業界が「ただいま東京」というキャンペーンを実施していて、それと連携して、東京観光を盛り上げるとの意味を込めて、「ただいま東京プラス」というネーミングになったという。
「ただいま東京プラス」の対象期間は12月20日まで。都内を宿泊地・目的地とする旅行で、ワクチン接種が3回以上済んでいるか、または、検査結果が陰性の人などが対象となる。1人1泊当たり最大8000円、クーポン券も含めると最大1万1000円の割り引きとなる。
また、都民が都内を旅行した際に補助を受けることができる「もっとTokyo」(都民割)との併用も可能。併用する際の主な利用条件としては、平日の宿泊旅行の場合1万1000円以上、休日の宿泊旅行の場合8000円以上などとなっている。
「もっとTokyo」は1泊最大5000円、子供にはさらに1000円の補助が上乗せされるもので、期限は今月末までだったが、「ただいま東京プラス」と合わせる形で12月20日まで延長される。
記者会見で小池知事は、「より多くの事業者と一体となって、効果の高い取り組みにしたい。これからの観光シーズン、引き続き感染対策を徹底しながら、東京の魅力を楽しんでほしい」と訴えた。
政府の新たな観光喚起策「全国旅行支援」は、東京都以外の46道府県では、11日からスタートする。(画像は、定例会見を行う小池知事・午後4時前 都庁)