大手製薬会社「第一三共」の研究員の男が妻に劇物の「メタノール」を摂取させ殺害したとして殺人の罪で東京地検に起訴されました。
起訴状などによりますと、「第一三共」の研究員・吉田佳右被告(40)は、今年1月14日ごろから15日ごろの間に、自宅マンションで妻の容子さん(当時40)に劇物の「メタノール」を摂取させて殺害した罪に問われています。
吉田被告は逮捕後の警視庁の調べに対し、「夫婦仲が悪かった」としたうえで、逮捕容疑について「事実ではありません。嫁に殺意を抱いたことはないし、家にメタノールなんか持ち込んだことはありません」と否認していました。
メタノールをどのように摂取させたか捜査では特定できず、東京地検は「不詳の方法により摂取させた」としています。