横浜拘置支所で勾留中に死亡したイスラエル国籍のテネンボイム・アムノン・ハノフ被告の動画(右)を映しながら記者会見する高野隆弁護士=11日午後、横浜市
覚醒剤取締法違反などの罪で起訴され、横浜拘置支所で勾留中だったイスラエル国籍のテネンボイム・アムノン・ハノフ被告(60)の弁護人が11日、被告が死亡したと明らかにした。弁護人は「心疾患の疑いがあったのに治療が受けられず、また長期間接見が認められなかったことで精神的に追い詰められたことが死亡の原因だ」と説明している。11日朝に死亡が確認されたという。
一方、横浜拘置支所は同日、被告は単独室でベッドに横たわり、髪留めのゴムがあご下から頭頂部にかけてかかっていたとして、自殺の可能性があるとしている。