陸上自衛官時代に先輩の男性隊員から性被害を受けたと訴えている神奈川県在住の五ノ井里奈さん(22)が31日、東京・市ヶ谷の防衛省で、被害の調査を求めるため自身が集めた約10万人分の署名を木村次郎政務官に手渡した。
五ノ井さんは、2020年4月に陸自に入隊した後、日常的に男性隊員から抱きつかれるなどし、昨年8月には宿舎で複数の男性隊員から下半身を押しつけられる被害を受けたとしている。今年6月に退職し、SNSなどで被害を訴えていた。
木村政務官は「セクハラ被害は現在防衛省で調査を行っており、判明した事実関係に基づき厳正に対処する」と述べた。