就職活動でOB訪問に来た20代の女子大学生を自宅マンションに連れ込んでわいせつな行為をしたとして、警視庁三田署は21日までに強制わいせつの疑いで大手ゼネコン「大林組」の社員・宗村港容疑者(27)を逮捕した。

 三田署によると、宗村容疑者は1月下旬、スマートフォン用のOB訪問アプリ「VISITS OB」を介して連絡を取ってきた女子大学生と会社付近の喫茶店で会った。「パソコンを見ながら説明した方がいい。近くに事務所があるから行かないか」と誘い込み、さらに近所にある自宅マンションの部屋に連れ込んだという。女子大生が被害届を提出し、発覚した。

 宗村容疑者は調べに対し、わいせつな行為をしたことは認めているが、詳細については一部否認している。

 大林組は「弊社の社員が逮捕されたことは認識しており、誠に遺憾です。まだ詳細が分かりませんので、事実関係を確認して適切に対応していきます」とコメント。宗村容疑者が所属しているのは採用に関わる部署ではないという。

 大林組は鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店と並ぶ5社で「スーパーゼネコン」と称されている。