福岡県で母親に指示して5歳の男の子を餓死させた罪などに問われている「ママ友」の女が、5日の裁判で、死亡直前にも緊急性を感じず、「昼寝しているのかと思った」などと証言した。
起訴状などによると、福岡・篠栗町の赤堀恵美子被告(49)は2020年4月、ママ友の碇利恵被告(40)に指示して、当時5歳だった、碇被告の三男・翔士郎ちゃんに十分な食事を与えず、餓死させた罪などに問われている。
これまでの裁判で、生活全般を支配されていたとされる碇被告は、息子の容体が急変した際も救急車を呼ばず、赤堀被告に指示を仰いで様子を見たなどと証言していた。
支配を否定している赤堀被告は、5日の被告人質問で、「碇被告に昼寝をしていないと聞いたので、眠いから寝ているのかと思った」などと語り、緊急性を感じなかったと主張した。
被告人質問は、このあとも続く予定。