大津市馬場の銭湯「都湯」のサウナで14日夜、通常は110度に設定している室温が、何者かによって140度まで引き上げられていたことがわかった。
体調不良になった利用客はいなかったが、店によると140度ではやけどする恐れがあるという。店は滋賀県警大津署に相談している。
店によると、14日午後10時頃、複数の利用客から「サウナが熱すぎる」と苦情があった。従業員らが調べたところ、男女それぞれのサウナの室温が140度に変更されていた。
室温を調整する制御盤は男湯の脱衣所内にあり、利用客でも操作できる状態だった。午後9時以降に何者かが室温を変えた可能性が高く、店では制御盤にカバーを付けるなどの再発防止策を検討する。
日本サウナ・スパ協会(東京)によると、サウナは70~90度にするよう推奨しており、担当者は「140度にすることは危険で、ありえない」と指摘する。同店のサウナは約30年前からあり、番頭の原俊樹さん(38)は「いたずらでも絶対にやめてほしい」と話している。