個室サウナのロウリュ設備に放尿した客がいたと、岐阜市内の男性専用サウナ施設がツイッターで報告して話題になっている。
ネット上では、「なんでそんなことを…」とあきれる声が多い。どんな状況だったのか、施設のオーナーに話を聞いた。
「世の中色んな人がいますね」。この施設「新岐阜サウナ」のオーナー西山誠さん(43)は2022年10月18日、ツイッターでこうぼやいた。
その投稿によると、店内にあるサウナの1つ「プライベートサウナ」の個室で、壁近くに設置してある黒いサウナストーンに放尿した客がいた。ストーンは、客自身がアロマ水などをひしゃくでかけて、蒸気を出す「ロウリュ」という入浴法に使う。この個室について、翌19日まで閉鎖して、スタッフらが清掃して消毒したと続いて報告した。
これに対し、「何考えてんだか」「あり得なすぎます」「負けずに頑張ってください」との声が次々に寄せられた。西山さんは、こうしたリプライに1つ1つ応じて、「みんなが幸せになる場所なのに悲しすぎる」「綺麗にしましたからご安心ください」などと書いていた。
新岐阜サウナは、岐阜市内で居酒屋2店を経営している西山さんらが、コロナ禍の中で市内のサウナ施設が閉店したことを知り、自分たちでやってみようと、クラウドファンディングなどで資金を集めて8月7日にオープンさせた。
これまでの2か月余で1万人以上が施設を訪れた中、今回のことが起きた。そのときの状況について、J-CASTニュースでは10月19日、西山さんに取材して話を聞いた。
西山さんによると、10月18日の20時30分ごろ、店のスタッフがサウナを見回りしていて、臭いから被害に気づいた。ロウリュへの放尿行為があったのは、その30分前ぐらいとみられるといい、この間に客の利用はなかったという。
温浴施設のため個室内に防犯カメラは設置できず、店内のカメラを確認しても、この迷惑行為をした客を特定できなかった。
どんな客だったのか分からず、客への損害賠償や警察への被害届は現時点では考えていないとしている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)