京都市で「プール熱」患者が急増、警報基準値上回る

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京都市は21日、主に子供が感染し、高熱や結膜炎といった症状が出る咽頭結膜熱(プール熱)の報告数が警報基準値を超えたと発表した。
警報基準値を上回ったのは統計を取り始めた平成7年以降初めて。市は手洗いの徹底などの感染対策を呼びかけている。
市によると、プール熱の患者は例年6月から増加し、7~8月にピークとなる。しかし今年は8月下旬から増加するようになり、市の定点医療機関による第37週(9月11~17日)の調査は3・23人に達し、警報基準値(3・0人)を超えた。
咽頭結膜熱は飛沫(ひまつ)やウイルスの付着した手指などを介して感染し、39~40度の高熱が4~5日続くなどの症状を発症する。潜伏期間は5~7日程度で、せっけんでの手洗いや状況に応じたマスクの着用などが有効だという。

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