政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、立憲民主党・野田佳彦元首相による安倍晋三元首相の追悼演説を称賛した。
26日放送のTBS系「ひるおび!」では、前日25日に衆院本会議で行われた野田氏の追悼スピーチを特集。野田氏と安倍氏は同期で、時に激しく論戦を繰り広げる仲だった。
野田氏は2012年の首相在任時、衆院解散を表明した党首討論に触れ「あなたの少し驚いたような表情。その後の丁々発止。一瞬一瞬を決して忘れることができない」と述懐。そして「再びこの議場で、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」と天国の故人に呼びかけた。
ネット上では党の垣根を超えた野田氏の猝庄蘋皚瓩亡玉辰鮗ける声が殺到。ツイッタートレンドでは上位を独占した。
同番組に出演した田崎氏も「(野田氏は)非常にいい人選だと思います」とにっこり。
一時は追悼演説に自民党の甘利明氏の名前も上がったが、田崎氏は「甘利さんと言われた時から自民党内で野田さんにお願いすべきという声があったんですよ」と裏話を披露。その上で「それを自民党執行部の一部の人が無視して甘利さんにお願いしていた。そのセンスは疑われますよ」と、やんわり皮肉った。