南海電気鉄道は26日、同社が運営する商業施設「なんばCITY」(大阪市中央区)のテナントで働いていた従業員約1万人分の個人情報が保存されていたノートパソコン1台を紛失したと発表した。
同社によると、9月21日、パソコンのリース契約の更新時に紛失に気付いた。パソコンは平成25年ごろまで同施設の従業員証の作成に使用。17年~25年ごろに入居していたテナントの店舗名や従業員の氏名、性別、雇用形態が保存されていた可能性があるという。
25年の本社移転や部署再編の際に紛失したとみられる。同社は「従業員や関係者にご迷惑をおかけし深くおわびする。再発防止策を徹底し、個人情報を厳重に管理する」としている。
同社SC営業部(06・6644・7128、平日午前10時~午後6時)で、当時の従業員からの問い合わせに対応している。