鳥取県教育委員会は5日、自身の勤務する学校の卒業生をホテルに連れて行こうとしたとして、県立特別支援学校の男性教諭(25)を戒告の懲戒処分にした。
教諭は同日付で依願退職した。
発表によると、教諭は4月23日午後、自身の立場を明かすことなく、卒業生の女性とLINEのアカウントを交換し、性的な関係を求めるメッセージを送信。県内のスーパーの駐車場に誘い出して車に乗せたうえ、ホテルに連れ込もうとした。
女性とは在学中から面識があり、教諭と気づいた女性が「降ります」と言ったため、約10メートル走行して降ろした。翌日、女性が学校側に相談して発覚した。
県教委は「特別な配慮や支援を必要とする生徒を指導する立場の者としてふさわしくない」として、信用失墜行為にあたると判断。教諭は調査に「後悔している」と話しているという。