10日午後8時15分頃、奈良県十津川村の民宿の従業員から「宿泊予定の米国人女性が到着しない」と県警五條署に通報があった。
女性は熊野古道を通り、10日夜から1人で宿泊予定だった。携帯電話はつながっておらず、県警は熊野古道で遭難した可能性があるとみて、11日朝から消防とともに約20人態勢で捜索している。
県警によると、女性は9日夜は同村内の別の民宿に1人で宿泊していた。年齢は60歳代ぐらいで10日午前7時頃に出発したという。
熊野古道は古代から熊野三山と高野山などをつなぐ参詣道で、2004年に世界遺産登録されている。