和歌山県は11日、同県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」(AW)の高病原性鳥インフルエンザ疑い例について、遺伝子検査の結果、感染が確認されたと発表した。
施設で飼育するアヒルとガチョウ、ダチョウ、エミューの計57羽を対象に同日午前、殺処分の作業を始めた。12日中に作業を終える方針。
県によると、10日、施設からアヒルが死んでいると県側に連絡があり、簡易検査で陽性と判明。11日午前に遺伝子検査の結果で感染を確認した。
県は11日午前、対策本部会議を開いて対応を協議。施設から半径3~10キロ以内の搬出制限区域内にある採卵鶏約4500羽を飼育する1戸に対し、卵や鶏などの区域外への搬出を禁止した。