外国人観光客が増えたことが原因で起こったトラブルは枚挙にいとまがない。公共交通機関でのひと悶着を明かしてくれたのは、都内のIT企業に務める金子賢治さん(仮名・20代)だ。
「ついこの前は、朝の満員電車に大きな荷物を持った外国人たちが乗り込んできて、サラリーマンと言い合いになっていて。限られた時間内で移動するわけですから仕方がないとはいえ、彼らはこれから仕事に向かうわけですからね……。はっきり言って迷惑でしょう。インバウンド需要を享受できる仕事の人はウハウハかもしれませんけど、関係のないわれわれには、どれだけ盛り上がっても単に邪魔なだけです」