田久保真紀市長が「東洋大=悪の組織」発言に猛抗議も爐修海犬磴覆ご境 論点ずらし狙いか

静岡県伊東市の田久保真紀市長が13日に行われた百条委員会で委員から不適当な発言があったとして14日、市議会に抗議した。百条委では田久保氏が除籍になった東洋大学について「悪の組織」と表現した発言があった。
地元メディアの報道によると、田久保氏は「東洋大学に対して悪の組織という看過できない発言があった」と市議会議長に抗議文を提出したという。すでに問題の発言は百条委の中で撤回が求められ、議事録に掲載されないことが決まっていたが、田久保氏は市議会として東洋大に対する謝罪等を求めている。
一体どのような文脈で「悪の組織」という発言があったのか。発言者の四宮和彦委員は、東洋大の学則などによると取得単位が少ない場合は学生に対して指導があるはずと指摘。田久保氏が「指導の記憶はない」と話したことから、その場合は大学側にミスがあったことになると話を展開していた。
続けて、四宮氏は「個人の問題じゃない。伊東市民が巻き込まれている。東洋大学は『悪の組織』と言ってもいいくらい」と問題の発言をした。そして「田久保市長に正当性があるならなんで正当性がある人がこんな目に遭わないといけないのかとなる。市民からの信頼回復のためにも、田久保市長の正当性を証明するためにも東洋大学の責任を追及するのが市長の義務だと思う。東洋大学との間で決着つけるべき」と強く迫ったのだ。
これに田久保氏は「そのように言っていただけるのはありがたいが、私としては私の不徳のいたすところでご迷惑をかけているのでいきなり大学に対して、大学に責任があるという対決姿勢でお話しするつもりはない」とやんわりと拒否した。
政界関係者は「委員の発言は東洋大学を『悪の組織』と批判したというよりは、除籍を知らなかったと主張する田久保氏が正しいなら大学がミスしたことになるけどそれでいいのか、という趣旨なのでしょう。悪の組織という言葉への抗議はあまり本質的な部分ではないですね」と指摘した。
百条委での「約19・2秒」発言など論点ずらしが続く田久保劇場はまだ終わらない。