安倍元首相銃撃公判、被告の自宅は「テロリストのアジトのように感じた」…捜索した警察官が証言

安倍晋三・元首相が2022年に奈良市で演説中に銃撃されて死亡した事件で、殺人罪などに問われた無職山上徹也被告(45)の第5回公判が5日、奈良地裁であり、事件当日に被告の自宅を捜索した奈良県警の男性警察官の証人尋問が行われた。
男性警察官は室内から手製銃や大量の火薬が見つかったとし、「一般の住宅というよりはテロリストのアジトのように感じた」と述べた。
山上被告は事件現場から約3キロ離れたマンションで暮らしていた。
男性警察官は検察側証人で、事件当時、県警組織犯罪対策課に所属していた。捜索は20人で行われ、リビングから手製のパイプ銃6丁や、プラスチックの容器などに入った黒色火薬計約2・2キロ、殺人に関する本などが発見されたと説明。玄関からは自民党のパンフレットが見つかったとした。室内について、「物が散乱し、足の踏み場がない状態だった」と語った。
捜索中、火薬などが爆発する恐れがあったことから、周辺住民を避難させ、爆発物に対応する際の専用車両で押収物を運んだという。
検察側の証拠調べでは、押収したパイプ銃を検察官が示し、裁判員らは実際に手に取って確認していた。