デニーズ 江口寿史氏“トレパク問題”調査結果報告 雑誌からの引用を確認「確認体制の不備」と謝罪

レストラン「デニーズ」を運営する株式会社デニーズジャパンは7日に公式サイトを更新。漫画家・イラストレーターの江口寿史氏のイラストをめぐる調査結果を公表した。その結果、2023年9月に納品されたイラストについて、権利関係の許諾を得ることなく商業雑誌からの引用で制作を行ったことが判明したとし、「確認体制の不備が招いた事案であると猛省」と謝罪した。
同社は「平素は当社が運営するレストラン「デニーズ」をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。デニーズで使用しておりました、江口寿史氏デザインのイラストの制作物につきまして、調査結果をご報告いたします」とし、経緯を説明した。
「2025年10月、江口氏がイベント用に書き下したイラストが SNS 上の写真を参考に作成されたものであると指摘がなされたことに端を発し、当社が2023年9月にメニューブック及びポスターに使用していた江口氏制作のイラストも、商業雑誌に掲載された写真をトレースして作成されている可能性があるとの指摘がありました。そのため、2024年9月にメニューブック及びポスターに使用していた同氏制作のイラストも合わせて、関係各社間にて調査を開始いたしました」とこれまでの過程に言及。
調査結果について「2024年9月に納品されたイラストにつきましては、江口氏より、雑誌等特定の写真からの引用はないと回答いただきました。一方2023年9月に納品されたイラストにつきましては、権利関係の許諾の必要性についての認識はなく、人物部分に関して商業雑誌からの引用でイラスト制作を行ったとの説明がありました」と明かした。
そして「当社といたしましては、制作物に対する確認体制の不備が招いた事案であると猛省し、今後は同様の事態を繰り返さぬよう、広告デザインの制作過程の再点検、および管理体制の強化を徹底してまいります」と再発防止策について伝え「なお、本件は長年ご一緒してきた江口氏の創作活動ならびに生み出された作品の数々に対する我々の敬意は、変わるものではございません」とも言及した。
続けて「本件により、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしました全ての関係者の皆様、ならびに、引用元となった写真の制作に関与された皆様に対し、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪した。