宮崎県警は5日、酒気を帯びた状態でマイカーを運転したなどとして、宮崎北署の20歳代男性巡査長を停職3月の懲戒処分にした。
また、県警は同日、この巡査長を道交法違反(酒気帯び運転)容疑で宮崎地検に書類送検した。巡査長は同日付で辞職した。
発表によると、男性巡査長は7月16日午前7時50分頃、宮崎市内で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転したほか、昨年11月頃~今年6月頃、複数の消費者金融から不相応の借財をした。
7月16日午前10時頃、同僚職員が男性巡査長から酒のにおいがすると感じ、男性巡査長はその後の簡易検査で呼気からアルコール反応が認められた。測定器による飲酒検知では基準値に満たない数値だったが、県警は運転時の数値は基準値以上だったと判断した。男性巡査長は同15日午後11時半頃~16日午前4時頃、宮崎市内の飲食店や自宅でハイボールや缶ビールなどを飲酒しており、「アルコールが残っていたことはわかっていたが、事故を起こさなければ飲酒運転がばれることはないと思い、運転して出勤した」と話したという。