東京・大田区で5日、元勤務先の事務所でハンマーを振り回し、50代の女性従業員を追いかけ回して頭部を複数回殴り、殺害しようとした疑いで男が逮捕された。
調べに対し、男は「突然1カ月で解雇され、会社に恨みを持った」と供述している。
東京・大田区の田園調布署で7日午前、カメラが捉えたのは、メガネをかけ髪の毛を後ろで結んだ男だ。
女性をハンマーで殴り、殺害しようとした疑いで逮捕された高須神貴容疑者(32)だ。
高須容疑者は5日、大田区にある元勤務先の事務所内で、ハンマーでパソコンを壊すなどしたあと、50代の女性従業員を追いかけ回し、頭部を複数回殴ったという。
女性は頭から血を流して病院に運ばれ、全治3カ月の重傷だ。
高須容疑者とみられる男が連行される瞬間の映像では、紺色のTシャツにデニム姿で警察に囲まれる中、事務所の方を振り返る様子が確認できる。
撮影者は「おびえている様子もあったので、人を傷つけることよりも現場で鬱憤を晴らすことに熱心だったのかなと思う」と話している。
なぜ、元勤務先で犯行に及んだのか。
調べに対し、高須容疑者は「突然1カ月で解雇され、会社に恨みを持った」と供述している。
高須容疑者が勤務していた会社によると2024年6月に雇ったものの、ほとんど出勤することがなく、試用期間をもって解雇に至ったという。
警視庁は詳しい経緯を調べている。(「イット!」11月7日放送より)