国民民主党・榛葉賀津也幹事長は21日の記者会見で、中国が日本への渡航規制や日本産水産物の事実上の輸入停止をしていることについて、「逆に中国が焦っているのでは」という見方を示した。
【映像】「田舎のヤンキーでもあるまいし」榛葉幹事長発言の様子
会見で記者が「対中問題、渡航規制などでフライトや旅館のキャンセルが相次ぎ、日本経済にも影響が出ている。発端は立憲民主党の質問に対して総理が答弁したことだが、どのように感じているか?」と質問。
榛葉幹事長は「(国会答弁で)具体的な地名を言ったことは初めてだが、高市総理が、そして茂木外務大臣が、そして小泉進次郎防衛大臣がおっしゃっているように、基本的なラインは変わってない。これに過剰に中国が反応して大国らしからぬ、いろいろ人間関係も外交も感情ありますけど、世界第2位の経済大国の中国の高級官僚が、ズボンのポケットに手を突っ込んで、田舎のヤンキーでもあるまいし、ああいう態度で日本の外交官とカメラの前で世界にこの絵面を発信するというのはあまり品のあるものではないなと」と中国の対応に苦言を呈した。
さらに、「その後海産物であるとか渡航であるとかいろいろなことをやっているようですけど、逆に中国焦ってるんじゃないのかね。政権が代わって、連立の枠組みが変わって、いろいろな意味で日本とのパイプが行き詰ったところもあるし、こういったことを考えると決して執拗に圧力をかけているだけではなく、対日外交の焦りの裏返しととれなくもない」と述べ、中国とパイプの太かった公明党から日本維新の会に連立政権の枠組みが変わったことも影響しているのでは、という見方を示した。
そして「冷静にやった方がいいと思います。先日も申し上げましたが、受けるも外交、流すも外交、茂木さんは上手にやってますので。私この日中関係については日本の外交官、しっかりやってくれていると信じてますので、見守りたいと思います」と冷静な対応が必要との認識を示した。(『ABEMA NEWS』より)