23日午前10時20分頃、茨城県稲敷市犬塚の土木建築会社の敷地内で飼育していた秋田犬が逃げ出したと、同市在住の飼い主の女性(70)から稲敷署に届け出があった。
犬はメスで体長約80センチ、体重約40キロで、首輪の代わりに首に鎖を巻いていた。同署などが犬を捜していたが、同日午後4時半頃、女性がこの会社に戻ってきたところを発見、おりに入れた。
女性は勤務先の会社敷地内のおりで、社員の助けを得ながら飼育しており、22日夕、社員がえさを与えようとおりをあけたところ逃げ出した。秋田犬は、県の条例で人に危害を加える恐れがある「特定犬」に指定され、おりの中での飼育が義務づけられている。