不正入手したNHK契約者の個人情報をインターネット上に投稿したとして、不正競争防止法違反や威力業務妨害などの罪に問われたNHK党党首立花孝志被告(55)の控訴審判決で、東京高裁(田村政喜裁判長)は24日、一審判決の懲役2年6月、執行猶予4年を支持し、控訴を棄却した。
判決を受け、立花氏は裁判所の前から自身の公式ユーチューブチャンネルを更新。最高裁に上告する意思を示した。
立花氏は「僕は活動家の面も持ってる。裁判所ってこういう判決を下さざるを得ない」と高裁の判断はなかば織り込み済みだった様子。「ユーチューブで脅したっていうのは、ユーチューブ上の演出っていうのが裁判所は分かっているのかな」「影響力が強い人が出てくると、無罪にするとまずいという力学が働いたのでは」などと理由を考察した。
一方、今回の行為でNHKが戸別訪問による受信料徴収をやめるところまで来たことに満足感を示し、「僕は悪いことをして迷惑をかけたと思っていない。やったことに悔いもなければ、反省もない。何ならよくやったと思ってる」と話した。