「なぜか女性に優しくしてもモテない男性」に共通する4つの勘違い

―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]―
こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
僕は100人以上の女性との恋愛経験があり、現在はLINE公式サービス『トークCARE』にて、年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けています。
そういった自身の経験則と恋愛相談で深めた知見をもとに、今回は「優しい男はモテる」説を信じて優しくしても、なぜか好かれない男性に共通する4つの勘違いをご紹介します。
◆女性の言うことをなんでも許容する“YESマン”になればモテると勘違いしている
「優しい男はモテる」説を信じて実践しているつもりでも全然モテないという人は、そもそも“優しさ”というものをきちんと理解していないというケースが非常に多いのです。
女性が言うことに100%同調したり、女性がしてほしいということをなんでも叶えたりして、“YESマン”でいつづければ表向きは“優しい男”の称号が得られるでしょう。
しかし、“優しい男”というジャンルのなかにも複数の系統があり、“YESマン系・優しい男”は、残念ながら女性が恋愛感情を抱く対象になりにくいのです。
女性がほしいと言っているブランド品をたびたび買ってあげるだけで、その子の気持ちを掴めるのであれば、キャバクラ好きの男性の多くは本命キャバ嬢と結婚できているはずですが、そんなことはありませんよね……?
◆女性が間違っているときには叱ることこそが“本当の優しさ”だと気づいていない
女性の言うことをなんでも聞いてあげて、なにをしても許してあげることが“優しさ”だと勘違いしている人は、相手と対立しないことが“優しさ”の前提だという思い込みがあるのかもしれません。
けれど、女性の行動や考え方が間違っている場合、その悪い一面を許容して放置することが“優しさ”なのでしょうか? その子の長い人生を考えれば、きちんと間違いを正してあげて、悪い一面を改善できる手助けをしてあげるのが、“本当の優しさ”なのではないでしょうか?
対立しないことが“優しさ”だと思い込んでいる男性は、往々にして「彼女に嫌われたくない」という保身感情が根底にあるもの。つまり“本当の優しさ”を貫くためには、相手の女性に嫌われることを覚悟できる強い意思も必要なのです。
◆女性から“自分の意志がなくリードしてくれない男”と思われるリスクを知らない
“優しい男”が好きな女性は多いですが、同時に“頼りがいのある男”を好きだという女性も非常に多いです。
こういった女性は“優しい男”か“頼りがいのある男”かのどちらかを選ぶのではなく、えてして両方を兼ね備えた“頼りがいある系・優しい男”を選ぶもの。そのため“優しいだけの男”は選ばれずに、恋愛対象から除外されてしまうことはとてもよくあるのです。
“頼りがいのある男”は自発的に決断・行動をしていくタイプなわけですが、あえて女性の意見と対立することもしますし、いい意味で強引に物事を進めることもあるでしょう。
一方、これまでお伝えしてきた“YESマン系・優しい男”は、女性の意見をなんでも聞き入れますし、基本的に受け身で行動するため、“優しいだけの男”のレッテルを貼られがち。“自分の意志がなくリードしてくれない男”と思われるリスクを知らないままでいると、優しくしていてもモテないままなのです……。
◆“いい人”に徹していれば“どうでもいい人”にはならないと思い込んでいる

ですが言うことをなんでも聞く“YESマン系・優しい男”の場合、長く一緒にいればいるほど女性はその性質に慣れていくため、想定外のことが全く起こらなくなっていくのです。
女性から「優しいんだけど男として見られない(好きになれない)」といったセリフでフラれたことがある人もいるでしょうが、それは“いい人”に徹した結果、恋愛対象から外され、“どうでもいい人”に成り下がってしまった結果と言えるのではないでしょうか。
◆世の中には“優しさ”を正確に理解しておらず、履き違えている男性がとても多い
――「優しい男はモテる」説は間違っていないのですが、世の中には“優しさ”を正確に理解しておらず、履き違えている男性がとても多いということです。“本当の優しさ”は相手の女性に嫌われてもいいといった覚悟など、強い信念がないと身に着けられないものだと覚えておくといいかもしれません。
<文/堺屋大地>
―[ゼロ恋愛 ~経験値ゼロから学ぶ恋愛講座~/堺屋大地]―