「子どもたちの約半数は全く読書をしない」「読書量が多い子どもは勉強が得意」。ベネッセ教育研究所はこのほど、読書週間(10月27日~11月9日)を前にそんな調査結果を発表した。
図書館利用者70倍「簡単」 “本の探偵”の仕事 小学生から高校生がいる家庭約2万組を対象に、東大社会科学研究所と共同で2015年から実施ししている読書に関するアンケートを分析した。 それによると、22年の子どもの1日当たりの読書時間は平均で15・2分で、15年と比べ3分減った。

男女別では、男子は13・7分、女子は16・4分で、女子の方が長かった。 1日の読書時間が「0分」と答えた子どもは、49%と約半数に上った。「0分」と答えた子どもたちの比率は、小1~3年は30・2%▽小4~6年は45・5%▽中学生は53・5%▽高校生は66・7%。学年が上がるほど、読書離れが進むことが明らかになった。 家庭の蔵書数で見ると、蔵書が100冊以上ある家庭で読書時間が「0分」と答えた子どもは29・4%だが、30冊~100冊未満だと35・3%、30冊未満だと47・6%となり、本が少ない家庭では読書をしない子どもが目立った。 また、保護者が読書の大切さを伝えている家庭で読書時間が「0分」と回答した子どもは34・8%だったのに対し、「伝えていない」家庭では「0分」が55・6%となった。 さらに、小学校入学前の読み聞かせの頻度とその後の読書時間の関係を探るため、子どもたちの小1~中2の7年間の変化を分析した。 読み聞かせを「週4日以上」した子どもたちの読書時間は、小1時点では18・6分。ピークの小6時点では25・6分となり、中2時点では20・6分だった。 一方、読み聞かせの頻度が「週1日未満」の子どもたちは、小1時点では8・8分で、ピークとなった小5でも16分にとどまり、中2では11・3分だった。 早い段階で読書習慣が付いている子どもほど、読書を継続する傾向も見られた。小1時点で67・9分読書していた子どもは、中2時点でも読書時間があった。 読書量が多い子どもは学習面での苦労も少ないようだ。図や表を見て理解する▽論理的に考える▽長い文章を読んで理解する▽自分の考えを文章にまとめる――のいずれの項目でも、読書量が少ない子どもと比べて「得意」と回答した子どもが多かった。【嶋田夕子】
小学生から高校生がいる家庭約2万組を対象に、東大社会科学研究所と共同で2015年から実施ししている読書に関するアンケートを分析した。
それによると、22年の子どもの1日当たりの読書時間は平均で15・2分で、15年と比べ3分減った。
男女別では、男子は13・7分、女子は16・4分で、女子の方が長かった。
1日の読書時間が「0分」と答えた子どもは、49%と約半数に上った。「0分」と答えた子どもたちの比率は、小1~3年は30・2%▽小4~6年は45・5%▽中学生は53・5%▽高校生は66・7%。学年が上がるほど、読書離れが進むことが明らかになった。
家庭の蔵書数で見ると、蔵書が100冊以上ある家庭で読書時間が「0分」と答えた子どもは29・4%だが、30冊~100冊未満だと35・3%、30冊未満だと47・6%となり、本が少ない家庭では読書をしない子どもが目立った。
また、保護者が読書の大切さを伝えている家庭で読書時間が「0分」と回答した子どもは34・8%だったのに対し、「伝えていない」家庭では「0分」が55・6%となった。
さらに、小学校入学前の読み聞かせの頻度とその後の読書時間の関係を探るため、子どもたちの小1~中2の7年間の変化を分析した。
読み聞かせを「週4日以上」した子どもたちの読書時間は、小1時点では18・6分。ピークの小6時点では25・6分となり、中2時点では20・6分だった。
一方、読み聞かせの頻度が「週1日未満」の子どもたちは、小1時点では8・8分で、ピークとなった小5でも16分にとどまり、中2では11・3分だった。
早い段階で読書習慣が付いている子どもほど、読書を継続する傾向も見られた。小1時点で67・9分読書していた子どもは、中2時点でも読書時間があった。
読書量が多い子どもは学習面での苦労も少ないようだ。図や表を見て理解する▽論理的に考える▽長い文章を読んで理解する▽自分の考えを文章にまとめる――のいずれの項目でも、読書量が少ない子どもと比べて「得意」と回答した子どもが多かった。【嶋田夕子】