「頭から流れ出た血がこめかみ辺りまでつたっており、苦しそうな表情をしていました」(事件の目撃者)
【画像】警視庁が公開した容疑者とみられる男の画像 東京都立大学の南大沢キャンパスの敷地内で、同大教授の宮台真司氏(63)が何者かに襲われてから既に1週間が過ぎた。だが犯人は今も逃走を続けている。大学でも人気教授だった◆ ◆ ◆犯人は20代から30代くらいの男性、身長は180センチ前後 事件が起きたのは11月29日の午後4時17分頃。駐車場付近で、突然背後から切りつけられたのだ。「後頭部には8センチ程の切り傷があり、それ以外にも複数回切りつけられている。命に別状はありませんが、全治1カ月の重傷を負っています」(社会部記者)

宮台氏を襲ったのは20代から30代くらいの男で、身長は180センチ前後。「がっしりとした体格で、髪は短め。黒色のジャンパーとズボン姿で、刃物を持ったまま小走りで去っていったようです」(同前) 宮台氏が社会学者として一躍有名になったのは1993年頃。援助交際をしたり、制服や下着を売る女子中高生の増加を社会学的に分析し“ブルセラ論争”の火付け役となった。「私生活では2002年頃までジャーナリストの女性と事実婚状態にあったが破局。05年に20歳下の書店員と結婚、3人の子どもを儲けました」(出版関係者) 最近は毎週火曜の講義と、ビデオジャーナリストの神保哲生氏と週1で配信するネットニュース番組への出演が主な仕事だった。その神保氏が、宮台氏の入院中の様子を明かす。「12月2日にICUから一般病棟に移り、事件後、初めて会うことが出来た。体中にガーゼや包帯を巻いており、膝の傷が深かったため病院内での移動は車椅子。意識はしっかりしており、時折笑顔も見せながら元気に喋っていました」 落ち込んだ様子もさほどなく、自身のニュースがテレ朝の『報道ステーション』のトップで報じられたと伝えると「マジっすか?」と、驚いていたという。捜査が難航している理由「病院内で警察の捜査にも協力しています。犯人が映り込んだ防犯カメラの映像を見ながら、かなり長い時間の聞き取りにも応じているそうです」(同前) なぜ犯人は捕まらないのか。前出の記者の解説。「犯行時間帯は日暮れ頃で薄暗かった上に、犯人はニット帽とマスクを着用し、無言で切りつけた。顔も声も分からず、宮台さんも、襲われる原因になる『トラブルの心当たりがない』と話しており、警察も容疑者の人物像を絞りきれない 現場の土地柄も、捜査の難航に関係している。「男は犯行後、最寄り駅とは真逆の住宅街へ逃げ込んでいるのですが、この辺りは都心に比べて圧倒的に防犯カメラの数が少ない。それゆえ男の足取りが掴めないのです」(同前) 神保氏もこう首を傾げる。「こういう仕事をしていると、変なことを言ってくる人もいる。彼とは普段から情報共有していますが、最近はそういうのは無かった」 宮台氏は仕事への意欲は衰えておらず、「リモートでも早く始めたい」と語っているという。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年12月15日号)
東京都立大学の南大沢キャンパスの敷地内で、同大教授の宮台真司氏(63)が何者かに襲われてから既に1週間が過ぎた。だが犯人は今も逃走を続けている。
大学でも人気教授だった
◆ ◆ ◆
事件が起きたのは11月29日の午後4時17分頃。駐車場付近で、突然背後から切りつけられたのだ。
「後頭部には8センチ程の切り傷があり、それ以外にも複数回切りつけられている。命に別状はありませんが、全治1カ月の重傷を負っています」(社会部記者)
宮台氏を襲ったのは20代から30代くらいの男で、身長は180センチ前後。
「がっしりとした体格で、髪は短め。黒色のジャンパーとズボン姿で、刃物を持ったまま小走りで去っていったようです」(同前)
宮台氏が社会学者として一躍有名になったのは1993年頃。援助交際をしたり、制服や下着を売る女子中高生の増加を社会学的に分析し“ブルセラ論争”の火付け役となった。「私生活では2002年頃までジャーナリストの女性と事実婚状態にあったが破局。05年に20歳下の書店員と結婚、3人の子どもを儲けました」(出版関係者) 最近は毎週火曜の講義と、ビデオジャーナリストの神保哲生氏と週1で配信するネットニュース番組への出演が主な仕事だった。その神保氏が、宮台氏の入院中の様子を明かす。「12月2日にICUから一般病棟に移り、事件後、初めて会うことが出来た。体中にガーゼや包帯を巻いており、膝の傷が深かったため病院内での移動は車椅子。意識はしっかりしており、時折笑顔も見せながら元気に喋っていました」 落ち込んだ様子もさほどなく、自身のニュースがテレ朝の『報道ステーション』のトップで報じられたと伝えると「マジっすか?」と、驚いていたという。捜査が難航している理由「病院内で警察の捜査にも協力しています。犯人が映り込んだ防犯カメラの映像を見ながら、かなり長い時間の聞き取りにも応じているそうです」(同前) なぜ犯人は捕まらないのか。前出の記者の解説。「犯行時間帯は日暮れ頃で薄暗かった上に、犯人はニット帽とマスクを着用し、無言で切りつけた。顔も声も分からず、宮台さんも、襲われる原因になる『トラブルの心当たりがない』と話しており、警察も容疑者の人物像を絞りきれない 現場の土地柄も、捜査の難航に関係している。「男は犯行後、最寄り駅とは真逆の住宅街へ逃げ込んでいるのですが、この辺りは都心に比べて圧倒的に防犯カメラの数が少ない。それゆえ男の足取りが掴めないのです」(同前) 神保氏もこう首を傾げる。「こういう仕事をしていると、変なことを言ってくる人もいる。彼とは普段から情報共有していますが、最近はそういうのは無かった」 宮台氏は仕事への意欲は衰えておらず、「リモートでも早く始めたい」と語っているという。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年12月15日号)
宮台氏が社会学者として一躍有名になったのは1993年頃。援助交際をしたり、制服や下着を売る女子中高生の増加を社会学的に分析し“ブルセラ論争”の火付け役となった。
「私生活では2002年頃までジャーナリストの女性と事実婚状態にあったが破局。05年に20歳下の書店員と結婚、3人の子どもを儲けました」(出版関係者)
最近は毎週火曜の講義と、ビデオジャーナリストの神保哲生氏と週1で配信するネットニュース番組への出演が主な仕事だった。その神保氏が、宮台氏の入院中の様子を明かす。
「12月2日にICUから一般病棟に移り、事件後、初めて会うことが出来た。体中にガーゼや包帯を巻いており、膝の傷が深かったため病院内での移動は車椅子。意識はしっかりしており、時折笑顔も見せながら元気に喋っていました」
落ち込んだ様子もさほどなく、自身のニュースがテレ朝の『報道ステーション』のトップで報じられたと伝えると「マジっすか?」と、驚いていたという。捜査が難航している理由「病院内で警察の捜査にも協力しています。犯人が映り込んだ防犯カメラの映像を見ながら、かなり長い時間の聞き取りにも応じているそうです」(同前) なぜ犯人は捕まらないのか。前出の記者の解説。「犯行時間帯は日暮れ頃で薄暗かった上に、犯人はニット帽とマスクを着用し、無言で切りつけた。顔も声も分からず、宮台さんも、襲われる原因になる『トラブルの心当たりがない』と話しており、警察も容疑者の人物像を絞りきれない 現場の土地柄も、捜査の難航に関係している。「男は犯行後、最寄り駅とは真逆の住宅街へ逃げ込んでいるのですが、この辺りは都心に比べて圧倒的に防犯カメラの数が少ない。それゆえ男の足取りが掴めないのです」(同前) 神保氏もこう首を傾げる。「こういう仕事をしていると、変なことを言ってくる人もいる。彼とは普段から情報共有していますが、最近はそういうのは無かった」 宮台氏は仕事への意欲は衰えておらず、「リモートでも早く始めたい」と語っているという。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年12月15日号)
落ち込んだ様子もさほどなく、自身のニュースがテレ朝の『報道ステーション』のトップで報じられたと伝えると「マジっすか?」と、驚いていたという。
「病院内で警察の捜査にも協力しています。犯人が映り込んだ防犯カメラの映像を見ながら、かなり長い時間の聞き取りにも応じているそうです」(同前)
なぜ犯人は捕まらないのか。前出の記者の解説。
「犯行時間帯は日暮れ頃で薄暗かった上に、犯人はニット帽とマスクを着用し、無言で切りつけた。顔も声も分からず、宮台さんも、襲われる原因になる『トラブルの心当たりがない』と話しており、警察も容疑者の人物像を絞りきれない
現場の土地柄も、捜査の難航に関係している。「男は犯行後、最寄り駅とは真逆の住宅街へ逃げ込んでいるのですが、この辺りは都心に比べて圧倒的に防犯カメラの数が少ない。それゆえ男の足取りが掴めないのです」(同前) 神保氏もこう首を傾げる。「こういう仕事をしていると、変なことを言ってくる人もいる。彼とは普段から情報共有していますが、最近はそういうのは無かった」 宮台氏は仕事への意欲は衰えておらず、「リモートでも早く始めたい」と語っているという。(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年12月15日号)
現場の土地柄も、捜査の難航に関係している。
「男は犯行後、最寄り駅とは真逆の住宅街へ逃げ込んでいるのですが、この辺りは都心に比べて圧倒的に防犯カメラの数が少ない。それゆえ男の足取りが掴めないのです」(同前)
神保氏もこう首を傾げる。
「こういう仕事をしていると、変なことを言ってくる人もいる。彼とは普段から情報共有していますが、最近はそういうのは無かった」
宮台氏は仕事への意欲は衰えておらず、「リモートでも早く始めたい」と語っているという。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年12月15日号)