卒業シーズンが間近に迫る中、マスクの扱いについて、岸田首相から注目の発言があった。
岸田首相「卒業式においては、換気などの感染対策を講じたうえで、マスクを着用しないことを基本としたい」
学校の卒業式は、原則としてマスクは必要ないとの方針を明らかにした。
一方、国歌斉唱や合唱の際はマスクの着用が基本との考えを示し、マスクの着脱は、無理強いすることがないよう求めると述べた。
新型コロナウイルスの拡大で、マスク着用が当たり前となった日常。
3年ぶりのノーマスク生活に向けて、街は少しずつ変わろうとしている。
政府は、マスクの着用について、「屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねることを基本とする」として、3月13日から緩和する方針を固めた。
さらに、通勤ラッシュ時の混雑した電車やバスでは、引き続きマスクの着用を推奨。
ただし、全員が着席する新幹線や高速バスなどは、マスクなしを容認する方針。
仮に、新幹線で大阪から東京に移動する際は「マスクなし」だが、東京で通勤ラッシュ時に電車やバスに乗る際には「マスクあり」になる。
交通機関や混雑状況によって、「マスクあり」か「なし」かが変わるため、街では困惑の声が上がっている。
街では、「一貫してつけといた方が楽。たぶんつけると思う」、「煩わしい。自分がつけたいなら、つけた方がいい」、「(交通機関によって)もめる1つのきっかけになりそう」などの声が聞かれた。
ノーマスクが新たな日常となる日は、すぐそこまで来ている。