食品で認められていない消毒剤を使用してゆで卵を製造したとして、岩手県から営業禁止処分を受けた総菜製造会社「岩手エッグデリカ」(八幡平市)は、16日付で経営体制を刷新し、社名を「たまごファクトリー」に変更すると発表した。
大川幸男社長は引責辞任し、後任に社外取締役の長谷直樹氏が就く。
同社は消毒剤の「塩化ジデシルジメチルアンモニウム」を含む動物用医薬品を添加してゆで卵を製造したとして、昨年12月23日に営業禁止処分を受けた。先月31日に元会長の男性が食品衛生法違反で盛岡簡裁から罰金100万円の略式命令を受け、同日に県が営業禁止処分を解除した。
同社はホームページで「再び安心して当社製品をお買い求めいただけるよう、誠意をもって営業してまいります」とコメントした。