東京芸術大学が練習用のピアノ2台の売却を決定した。学生たちが悲しみの声を上げている。
【映像】見込みの3倍… 東京芸大が支出した電気代「悲しいというかショックでした」 波紋を広げているのは、2日、学生宛てに送られてきた1通の告知。「大学の予算削減のため、2部屋のピアノを撤去することとなりました」 東京芸術大学によると、状態が悪くなった練習用のピアノ2台を売却するという。音楽を学ぶ学生にとって、なくてはらないピアノ。いったい何があったのだろうか。背景にあるのは電気代の高騰だ。

今年度の電気料金について、芸大は当初、年間1億2000万円あまりを見込んでいたものの、実際の支出額は約3億6000万円と3倍にまで膨らんだ。経費削減を迫られた芸大は、調律などで維持費がかかるピアノ2台の売却を決めたという。「三度の飯よりピアノが好きとか、音楽が好きな人が入ってくる場所だと思うので、そこで音楽を学ぶ機会が失われつつあるというのは悲しい現実」(音楽学部器楽科ピアノ専攻2年・戸澤正宇さん)「声楽だと、声出しなどでよくピアノを使う。弦楽器を専攻されている方は音合わせを自分でやられる方も多いと思うので、デメリットが大きい」(音楽学部声楽科1年・ユニさん) 今回の決定について東京芸大は次のように述べている。「練習環境に影響を与えるものではございませんが、関係する学生には今回の経緯や背景を丁寧に説明していきます」(『ABEMAヒルズ』より)
「悲しいというかショックでした」
波紋を広げているのは、2日、学生宛てに送られてきた1通の告知。
「大学の予算削減のため、2部屋のピアノを撤去することとなりました」
東京芸術大学によると、状態が悪くなった練習用のピアノ2台を売却するという。音楽を学ぶ学生にとって、なくてはらないピアノ。いったい何があったのだろうか。背景にあるのは電気代の高騰だ。
今年度の電気料金について、芸大は当初、年間1億2000万円あまりを見込んでいたものの、実際の支出額は約3億6000万円と3倍にまで膨らんだ。経費削減を迫られた芸大は、調律などで維持費がかかるピアノ2台の売却を決めたという。
「三度の飯よりピアノが好きとか、音楽が好きな人が入ってくる場所だと思うので、そこで音楽を学ぶ機会が失われつつあるというのは悲しい現実」(音楽学部器楽科ピアノ専攻2年・戸澤正宇さん)
「声楽だと、声出しなどでよくピアノを使う。弦楽器を専攻されている方は音合わせを自分でやられる方も多いと思うので、デメリットが大きい」(音楽学部声楽科1年・ユニさん)
今回の決定について東京芸大は次のように述べている。
「練習環境に影響を与えるものではございませんが、関係する学生には今回の経緯や背景を丁寧に説明していきます」
(『ABEMAヒルズ』より)