ここ数年の間で整形をする小学生が増え、物議を醸している。2023年6月1日には、元HAAB×DREAM BEAUTY CLINIC名古屋院所属の外科医が自身のInstagramやTikTokに投稿した「小学生の二重整形!?」と題した動画が波紋を広げている。
【写真】(母親)「私もやりた~~いww」涙を流しながら整形手術をする様子 同動画で、女子小学生の患者は、担当医から術前に二重幅についてカウンセリングを受け、二重整形とまぶたの脂肪取りの手術を終えた後、うつろな表情で担当医の質問に答えていた。声のみ登場していた同伴の母親は、整形後の娘の二重見て「私もやりたい!」と声を上げている。
この投稿は、10月12日時点で120万回再生され、コメント欄は「お母さんに半強制でやらされてる? なんか本人は本当に今したかったのかなって思う」「強制されたとしてもあとから親に感謝するときが来るよ」といった賛否の声で溢れた。「小学校高学年の手術は受け入れ、低学年は断わっている」という理由 SNSに掲載されている小学生の整形動画の多くは、美容外科クリニックの外科医が自身のアカウントから発信している。担当した患者の術前・術後の様子をショート動画で投稿しているのだ。HAAB×DREAM BEAUTY CLINICの東京本院院長・田中優太氏は、元名古屋院所属の外科医の投稿した症例動画についてこう話す。「名古屋院の先生が投稿した整形動画で取り上げているのは、小学校6年生の女の子です。今年の春休みに保護者の方と一緒に来院されて、これから中学生になるのでその前に整形したいということでした。動画に寄せられたコメントに関しては、特に何も思いません。私たちは良い技術を提供するだけなので、そこに対しては、実際に手術を行なった医師は素晴らしいと思います。 最近では整形を希望する小学生の患者の方は増えていますね。主に、二重手術を希望する方が多いです。うちでは、小学校高学年の方は受け入れていますが、低学年の方の手術についてはすべてお断りしています」 なぜなのか。田中氏が続ける。「たとえば二重手術なら、目の形や眼球の大きさというのは、小学校5~6年生から中学生ぐらいでほぼ完成するので、その年代の方に手術する分には問題ありません。しかし、小学校1~2年生は発達途中で、目の形や眼球の大きさに加え、顔のほかの部分の形も変化していくので、手術をおすすめできない。 顔のパーツは完成されていても、成長していくにつれてご本人の好みが変わったり、メイクの仕方が変わったりするので、小学校高学年の方でも、一度メスを入れてしまうと元に戻すのが難しい切開手術によって二重を固定してしまうのはあまり良くないのです」「ちょっと痛いのを我慢すればママみたいになれるよ」 子供の整形手術の様子を親が投稿し、物議を醸したケースもある。2022年4月5日、TikTokで「元祖整形ママHAL」氏が、当時9歳だった娘の二重整形の手術中の様子を撮影し、投稿。「これって虐待にならないの?」「かわいそうとしか思わない」などというコメントが寄せられた。 なぜ娘の整形動画を投稿しようとしたのか。HAL氏に聞くと、こう語った。「小学生の整形の実態を広めるために投稿しました。手術は怖いものではないということを伝えたかったのと、少しでも整形への偏見をなくしたいという思いがありましたね。 動画は、賛成コメントが全体の30分の1ほどで、ほとんどが批判コメントでした。ですが、娘にも『こういうコメントがきているよ』ということは伝えています。娘は、『別に無理やりされたわけじゃないし、そんな風に言われているママがかわいそう。何も知らない人に言われたくない』と言っていました」 娘に整形を提案したのはHAL氏からだったという。「娘を整形させたいなというのは、娘が生まれたときから考えていました。私は娘がそのままでもかわいいと思っていますが、前の旦那に似て、少し重たい一重だったので、改善してあげたいと思ったんです。 洗脳といえば洗脳なんですが、幼稚園生のときからうっすらついていた二重幅の痕をなぞって、ここがもっとパッチリしたら可愛くなると言い続けていました。私も18歳のときに埋没の二重整形をしていて、そんな私の目を見て、いつも『ママの目がかわいい』と言ってくれていました。なので、『じゃあ、整形やってみる?』と提案したんです。『ちょっとプチって痛いのを我慢すればママみたいになれるよ』って」(同前)手術には2時間半ほどかかった とはいえ、実際手術を受ける場面では、HAL氏が想像していたよりも苦戦することになったという。「手術を受ける前から、まぶたをつまんでみて『このくらいの痛みだよ』と言って、練習はしていたんですけど、その場に行ったら、緊張のせいか麻酔が効きづらく、手術中に娘がパニックになって、泣き出してしまいました。1時間ぐらい暴れたり、過呼吸を起こしたりと大変でしたが、看護師さんも一緒に泣きながら、なんとか落ち着かせました。 そのあと、担当医に『どうしますか? 続けますか?』と聞かれ驚きました。その時点であとはすでに縫うだけだったので、『いや、ここまでしたのに!』と思いました。もしここでやめてしまったら、ただ娘を痛めつけただけになりますし、整形においては麻酔の注射が1番痛くて、縫うのは痛くないですから。なので、『続行してください』と担当医に伝えました。担当医は、娘の好きな歌を歌いながらその場を和ませて手術を続けてくれました。手術自体は2時間半ほどかかりましたね」(同前) 整形は無事成功したというが、その後、周囲の反応に悩まされることもあったという。「本人はクラスの女の子から、『可愛くなったね』とか、『私もやってみたい』などと言われたりして喜んでいました。ただ、男の子には冷やかされたりして、娘が泣いて帰ってきてしまったことがありました。 今はまだ整形でバッシングを受けることもある時代だけど、娘がまた他の箇所の整形をしてみたいとか言い出してくれたらいいなと思います。私は将来、娘に整形をやってよかったって思ってもらえると信じています」(同前)
同動画で、女子小学生の患者は、担当医から術前に二重幅についてカウンセリングを受け、二重整形とまぶたの脂肪取りの手術を終えた後、うつろな表情で担当医の質問に答えていた。声のみ登場していた同伴の母親は、整形後の娘の二重見て「私もやりたい!」と声を上げている。
この投稿は、10月12日時点で120万回再生され、コメント欄は「お母さんに半強制でやらされてる? なんか本人は本当に今したかったのかなって思う」「強制されたとしてもあとから親に感謝するときが来るよ」といった賛否の声で溢れた。
SNSに掲載されている小学生の整形動画の多くは、美容外科クリニックの外科医が自身のアカウントから発信している。担当した患者の術前・術後の様子をショート動画で投稿しているのだ。HAAB×DREAM BEAUTY CLINICの東京本院院長・田中優太氏は、元名古屋院所属の外科医の投稿した症例動画についてこう話す。
「名古屋院の先生が投稿した整形動画で取り上げているのは、小学校6年生の女の子です。今年の春休みに保護者の方と一緒に来院されて、これから中学生になるのでその前に整形したいということでした。動画に寄せられたコメントに関しては、特に何も思いません。私たちは良い技術を提供するだけなので、そこに対しては、実際に手術を行なった医師は素晴らしいと思います。
最近では整形を希望する小学生の患者の方は増えていますね。主に、二重手術を希望する方が多いです。うちでは、小学校高学年の方は受け入れていますが、低学年の方の手術についてはすべてお断りしています」
なぜなのか。田中氏が続ける。
「たとえば二重手術なら、目の形や眼球の大きさというのは、小学校5~6年生から中学生ぐらいでほぼ完成するので、その年代の方に手術する分には問題ありません。しかし、小学校1~2年生は発達途中で、目の形や眼球の大きさに加え、顔のほかの部分の形も変化していくので、手術をおすすめできない。
顔のパーツは完成されていても、成長していくにつれてご本人の好みが変わったり、メイクの仕方が変わったりするので、小学校高学年の方でも、一度メスを入れてしまうと元に戻すのが難しい切開手術によって二重を固定してしまうのはあまり良くないのです」
子供の整形手術の様子を親が投稿し、物議を醸したケースもある。2022年4月5日、TikTokで「元祖整形ママHAL」氏が、当時9歳だった娘の二重整形の手術中の様子を撮影し、投稿。「これって虐待にならないの?」「かわいそうとしか思わない」などというコメントが寄せられた。
なぜ娘の整形動画を投稿しようとしたのか。HAL氏に聞くと、こう語った。
「小学生の整形の実態を広めるために投稿しました。手術は怖いものではないということを伝えたかったのと、少しでも整形への偏見をなくしたいという思いがありましたね。
動画は、賛成コメントが全体の30分の1ほどで、ほとんどが批判コメントでした。ですが、娘にも『こういうコメントがきているよ』ということは伝えています。娘は、『別に無理やりされたわけじゃないし、そんな風に言われているママがかわいそう。何も知らない人に言われたくない』と言っていました」
娘に整形を提案したのはHAL氏からだったという。
「娘を整形させたいなというのは、娘が生まれたときから考えていました。私は娘がそのままでもかわいいと思っていますが、前の旦那に似て、少し重たい一重だったので、改善してあげたいと思ったんです。
洗脳といえば洗脳なんですが、幼稚園生のときからうっすらついていた二重幅の痕をなぞって、ここがもっとパッチリしたら可愛くなると言い続けていました。私も18歳のときに埋没の二重整形をしていて、そんな私の目を見て、いつも『ママの目がかわいい』と言ってくれていました。なので、『じゃあ、整形やってみる?』と提案したんです。『ちょっとプチって痛いのを我慢すればママみたいになれるよ』って」(同前)
とはいえ、実際手術を受ける場面では、HAL氏が想像していたよりも苦戦することになったという。
「手術を受ける前から、まぶたをつまんでみて『このくらいの痛みだよ』と言って、練習はしていたんですけど、その場に行ったら、緊張のせいか麻酔が効きづらく、手術中に娘がパニックになって、泣き出してしまいました。1時間ぐらい暴れたり、過呼吸を起こしたりと大変でしたが、看護師さんも一緒に泣きながら、なんとか落ち着かせました。
そのあと、担当医に『どうしますか? 続けますか?』と聞かれ驚きました。その時点であとはすでに縫うだけだったので、『いや、ここまでしたのに!』と思いました。もしここでやめてしまったら、ただ娘を痛めつけただけになりますし、整形においては麻酔の注射が1番痛くて、縫うのは痛くないですから。なので、『続行してください』と担当医に伝えました。担当医は、娘の好きな歌を歌いながらその場を和ませて手術を続けてくれました。手術自体は2時間半ほどかかりましたね」(同前)
整形は無事成功したというが、その後、周囲の反応に悩まされることもあったという。
「本人はクラスの女の子から、『可愛くなったね』とか、『私もやってみたい』などと言われたりして喜んでいました。ただ、男の子には冷やかされたりして、娘が泣いて帰ってきてしまったことがありました。
今はまだ整形でバッシングを受けることもある時代だけど、娘がまた他の箇所の整形をしてみたいとか言い出してくれたらいいなと思います。私は将来、娘に整形をやってよかったって思ってもらえると信じています」(同前)