世間が怒り、悲しみに暮れる爍該仆児置き去り事件瓩如◆嵌木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏(75)が8日、一連の問題を厳しく追及した。
5日に静岡・牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で河本千奈ちゃん(3)が通園バスに置き去りにされ死亡した事件で、園側は7日に謝罪会見を開いた。だが、4つもミスが重なったことや増田立義理事長兼園長(73)の人ごとのような態度に日本中が激怒した。
尾木ママに一番の問題点を聞くと、「こんなにひどいケースは見たことも聞いたこともないです」と語気を強める。
「問題点を絞って、まず園長」と切り出し、園の人手不足について報道陣に職員の紹介を求めるジョークのような発言をしたり、抗議の電話が鳴っていることを嘆いたり、千奈ちゃんの名前を間違えたりしたことなどを挙げ、「園長としての管理能力は、ゼロより低くてマイナスだと思います」とバッサリ。
さらに「そういった園長の影響もあると思う」として、園長のテキトーな振る舞いが園に狹狙瓩掘園職員がチェックを怠った可能性を指摘。「ずさんの極み。子供の命を預かっているのに」と嘆いた。
その上で「園としてやらなきゃいけないことに配慮できない園が存在していたのが、一番の問題。牧之原市の責任は大きいと思います」と指摘。
「ああいう園長なら変なウワサもあったのでは…。かねて市に苦情はきていなかったのか。園長としての能力がないと気づけなかったのか。会見であんな態度だったんですからね」と疑問視した。
返す刀で国を斬った。 昨年7月に福岡の保育園で、5歳男児が通園バスに置き去りにされて死亡した事件が発生。管轄省庁の文科省(幼稚園)、厚労省(保育園)、内閣府(こども園)は、運転手以外の職員が通園バスに同乗すること、乗降時に園児を確認すること――などを自治体に通知した。
「通知を出したけど、出せばいいわけじゃない。出すのは最低ライン。出したことをできているかをチェックしないと」
今年6月にこども基本法が成立し、来年4月にこども家庭庁が創立することは評価した上で、「法律や行政機関を作ればいいわけじゃない」。
千奈ちゃんには「申し訳ない。お詫びしたい」と教育評論家として事件を防げなかったことを謝罪し、悔やんだ。