運転が一時見合わせとなった札幌市営地下鉄で、再開後も乗客でごったがえす大通駅のホーム=13日午前8時45分ごろ
北朝鮮が3月下旬以来となる弾道ミサイルを発射した。Jアラートで一時、周辺に落下する恐れがあるとされた北海道では13日朝、地下鉄が止まり、学校が子どもに自宅待機を呼びかけるなど混乱が広がった。「何をやっているんだ」。操業の安全が脅かされる漁業関係者は憤りをあらわにした。
札幌市営地下鉄では7時56分から25分間運転を見合わせた。ホームはすし詰めとなり、電車に乗れない人が続出した。大通駅で取引先に「遅れ」の電話を入れていた会社経営者は「ここまでの混乱は初めて」。ホームにいた私立大1年の女性は「あと10分で1限が始まるけれど、諦めました」とあきれた様子だった。
北朝鮮のミサイル発射を受け、対応に追われる北海道庁の職員ら=13日午前8時21分