大阪府茨木市は29日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から約10万円の寄付を受けていたと発表した。建設中の複合施設に対するもので、寄付者は施設内に掲示される銘板に名前などが記載される予定だった。市との協議で、旧統一教会側が寄付の辞退を申し出たといい、市は9月上旬に返金する予定。
中傷ビラ、なりすまし投票…信者が明かす選挙支援の実態 施設は、市民会館跡地に2023年11月にオープン予定の複合施設「おにクル」。図書館やホール、子育て支援スペースなどを含む施設で、市は21年12月からホームページなどで寄付を募った。寄付した個人や団体は額に応じて木製の銘板に名前やメッセージなどを掲載できる。

市によると、22年5月25日、「世界平和統一家庭連合新北摂家庭教会」が市のホームページから応募し、6月1日に約10万円を入金した。市は事前に寄付者の確認はせず、銘板の製作時に確認する予定だったという。 安倍晋三元首相の銃撃事件後、市の活動に旧統一教会が関わっていないか調査して判明した。市が「社会的に問題となっていることを考えると、寄付は受けづらい」と旧統一教会側に伝えると、辞退の申し出があったという。【横見知佳】
施設は、市民会館跡地に2023年11月にオープン予定の複合施設「おにクル」。図書館やホール、子育て支援スペースなどを含む施設で、市は21年12月からホームページなどで寄付を募った。寄付した個人や団体は額に応じて木製の銘板に名前やメッセージなどを掲載できる。
市によると、22年5月25日、「世界平和統一家庭連合新北摂家庭教会」が市のホームページから応募し、6月1日に約10万円を入金した。市は事前に寄付者の確認はせず、銘板の製作時に確認する予定だったという。
安倍晋三元首相の銃撃事件後、市の活動に旧統一教会が関わっていないか調査して判明した。市が「社会的に問題となっていることを考えると、寄付は受けづらい」と旧統一教会側に伝えると、辞退の申し出があったという。【横見知佳】