法廷で涙の供述…2億円詐欺の22歳美女「眼光するどい」移送写真

「間違いありません」
裁判官の問いかけに、被告は短い言葉で罪状を認めた。
8月23日に東京地裁で行われた、新型コロナウイルスの持続化給付金詐欺事件に関与した佐藤凛果被告(22)の初公判。罪状認否で「読み上げられた起訴内容に間違いはありませんか」と聞かれた佐藤被告は、罪を認めた。法廷には父親も出廷し、娘の更生に協力することを約束。検察官から「お父さんの話を聞いてどう思うか」と質問され、佐藤被告は涙ながらに訴えた。
「もうちょっと頼れば良かった……。おカネが欲しかったのでやめられませんでした。老後に2000万円貯めないといけないなど将来の不安があった」
少なくとも60万円の報酬を得ていたとされる佐藤被告。詐欺で得たカネは、貯蓄などして返済すると語った。
「詐欺を働いたのは、6月にドバイから帰国した松江大樹被告や元東京国税局職員、元大和証券社員などのグループです。佐藤被告もメンバーでした。彼らはセミナーを開き高校生や大学生を勧誘し、こう説得したそうです。『暗号資産に投資すれば個人事業主になれ、給付金を合法的に申請できる』『給付金はビットコインに投資すれば2倍になる』と。
申請受給の名義は、200人ほど。被害総額は2億円にのぼります。佐藤被告は元東京国税局職員が偽造した確定申告などの書類を使い、個人事業主を装って持続化給付金を申請していたとされるんです」(全国紙社会部記者)
佐藤被告は新潟出身で、22年4月から都内の不動産会社に勤務していた。グループの中核メンバーと一時交際し、港区内の高級マンションで同棲していたという報道もある。前出・記者が続ける。
「グループの中核メンバーの中には、騙しとったカネで豪華な暮らしを送っていた人間もいます。彼らが開いたセミナーを映した動画では、メンバーが約4700万円のロールスロイスから降り立つ様子も映し出されている。主犯格とされる松江被告は、高級車ランボルギーニを所有していたとも言われます。佐藤容疑者は彼らと交流を深め、給付金詐欺事件に関与していった可能性があるんです」
グループメンバーの公判では、彼らの生活実態や詐欺の詳しい手口なども明らかになるだろう。