サトイモに似た「クワズイモ」食べ、女性食中毒…「確実に判断できない植物は食べないで」

徳島県は16日、自宅の庭に生えていたサトイモに似た「クワズイモ」を食べた60歳代の女性が食中毒になったと発表した。
女性は16日、クワズイモを酢の物に調理して食べたところ、口の中のしびれなどの症状が表れ、病院を受診した。女性は軽症という。
高さが1メートル以上になるクワズイモはサトイモ科で、葉や葉柄が食用のサトイモに似ている。植物性自然毒により、口の中のしびれのほか、嘔吐(おうと)や下痢などを発症するといい、県安全衛生課は「食用だと確実に判断できない植物は食べたり、人にあげたりしないようにしてほしい」としている。
また、県は同日、鳴門市撫養町の飲食店「マインド王子」で、カンピロバクターが原因の食中毒が発生したと発表した。
7人グループの客が6日、同店で鶏レバーのたたきや唐揚げなどを食べ、うち20歳代の男女5人が発熱や腹痛などの症状を訴えた。いずれも軽症で、快方に向かっているという。徳島保健所は同店に対し、16日から20日まで営業停止処分とした。