「私を止めに来た人を切りつけた」殺傷力の高い刃物4本所持 水戸6人重軽傷事件【Nスタ解説】

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28日、茨城県・JR水戸駅近くの路上で通行人6人が男に切りつけられるなどして、重軽傷を負った事件。逮捕された男が犯行の理由について供述しました。
【取材に基づくイメージ】両手に刃物、腰にも刃物2本 犯行時の容疑者の様子
記者「一夜明け規制線が解除された現場には、血の跡が複数残されています」
28日、JR水戸駅近くの路上で刃物を持った男が通行人を切りつけ、男女6人がけがをし、このうち2人が重傷です。
救護にあたった人「一人が道路側で倒れていて、額とおなかと手首を切られていて。歩道の真ん中にいた方が手首をざっくり切られていて」
殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、現場近くに住む塩原弘和容疑者(48)。犯行の理由について、「私を止めに来た人を切りつけた」と供述。
28日、捜査員が見ていた茶色っぽい箱の中に、容疑者が使用した刃物とみられる物が入っていて、グリップのようなものが確認できます。
黒いマスクで顔全体を覆い、刃渡り50センチほどの刃物を両手に持っていたという容疑者。腰にはサバイバルナイフのような刃物を2本身に着けていて、いずれも殺傷力が高かったことが分かっています。自宅のマンション前で、少なくとも通行人1人を切りつけたあと、約50メートル離れた大通りまで移動。ここで、複数の通行人を刃物で襲撃したということです。警察は、通行人を無差別に切りつけた可能性があるとみて、動機の解明を進めています。
井上貴博キャスター:今わかっている情報だと、無差別のテロともいえる事件です。
犯罪心理学者である東京未来大学の出口保行教授は、「『失敗したら2度とチャンスはない』とかなり前から計画していたと考えられる。確実に被害を与えることを念頭に凶器を準備したのではないか」とみています。

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