歌手で日本維新の会の中条きよし参院議員（７６）の芸能界ラストディナーショーは狎訶蘇垈牒瓩。中条氏は１６日、参院文教科学委員会での質疑中に自身の新曲やディナーショーを宣伝したことについて謝罪した。この件で関係者は頭を抱えているという。
中条氏は１５日の質疑中に突如「私の新曲が９月７日に出ております。昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひ、お聴きになりたい方はお買い上げください」とＰＲ。
さらに「１２月２８日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。芸能界最後のラストディナーショーでございます」と芸能界引退も宣言した。
この発言に対して身内からも批判の声が噴出し、ＳＮＳでも大炎上。中条氏は党から厳重口頭注意を受け「大変申し訳なく思っております」と謝罪する事態となった。
発言の真意を問われ「芸能活動は政治と一緒にできないなと思いましたので最後のディナーショーで終わるという気持ちです」と釈明し、最後に「と、言うとまた宣伝になる？」と記者に確認するほどだった。
中条氏の関係者も頭を抱える。１９７４年に「うそ」が日本レコード大賞を受賞し、同年ＮＨＫ紅白歌合戦に出場。８１年に「新・必殺仕事人」の三味線屋の勇次を演じ、俳優としても活躍。マダムを中心に圧倒的な人気を誇り、ディナーショーも大人気。関係者はそんな中条氏のラストディナーショーに万全を期すつもりだったが…。
「政治活動に専念するために歌手を引退するということだったんですが、政治活動を利用したような誤解を与えてしまった。反省していないと思われてしまうのでディナーショーを表立って口にすることができなくなってしまいました」と関係者は宣伝しづらくなったことに肩を落としていた。
もっとも俳優の谷原章介は、１６日放送の「めざまし８」（フジテレビ系）で「不適切な発言であると同時に、こうやってニュースで取り扱うことでさらに宣伝になってしまうという」とチクリ。悪い意味で世の中に広まっているのかもしれない。